体力には行動体力と防衛体力の二つがあります。行動体力は筋力、敏捷性、持久力、柔軟性、平衡性、瞬発力などで防衛体力は 体温調整、免疫、適応性などに必要な役割になります。 運動などによって筋肉や心臓、肺などの器官を激しく使うため、さまざまな器官の働きが活発になり病気の予防やストレス解消になり、運動は体力づくりや健康には 不可欠です。
体力とは走る、跳ぶ、投げるなどに代表されるような身体の動作を実行するための体力であり、健康を保つ為に行動を起こし、持続し、 調節するために必要です。さらに行動体力は「健康関連体力」、「行動を起こす能力」、「行動を正確に行う力」の 3つに分類されます。
防衛体力は恒常性、適応性、免疫力などの働きによって、
生体をとりまく外界から気温の変化、運動や疲労、化学物質、病原体などの多種多様な
ストレスに耐えて、積極的に維持し怪我や障害から身を守ろうとする自動調節能力です。
人間の体は生命維持や健康のため機能的に働くように作られているが、中高年になると順調にはいかなくなる。重要になるのは、バランスの取れた食
生活や休養、適度な運動です。
インフルエンザや風邪に負けないよう防衛体力を高めるためには、ビタミンとミネラルの食品の摂取が大切。特に、粘膜の強化
に必要なβカロチンを取るようにしたい。人参、にら、小松菜、かぼちゃなどの食品がおすすめ。油を使って料理すると吸収率が高まる。
風邪予防に効果のあるビタミンCの摂取には果物が最適だが、ジュースは天然果汁100%であっても生に比べると栄養素が5分の1位に減ってしまうので注意が必要。
ミネラル摂取には、鍋料理や味噌汁に昆布を入れるなどの工夫をすると良いでしょう。