空気中に含まれる僅かな電気を帯びた物質のうち、マイナスの電気を帯びた分子や原子の事を言います。
また、反対にプラスの電気を帯びた物質をプラスイオンと呼んでいます。
自動車などの排気ガスなどで大気汚染された市街地の空気はマイナスイオンが少なく、プラスイオンが多く健康にはよくない環境になります。
逆に森林や滝の近くではマイナスイオンが多くなり、プラスイオンは少なくので健康管理の面では良好な状態になります。
マイナスイオンは自律神経の副交感神経に作用し、血管を広げて、血液の流れをよくする効果があります。 また、血液を浄化するとともに血液の弱アルカリ化を進めます。
細胞は細胞膜を通じて血液から栄養分を吸収し、また細胞内に溜まった老廃物は細胞膜を透過して排出します。マイナスイオンは細胞を活性化し、 栄養が細胞の隅々まで運ばれて新陳代謝が盛んになり、健康には良い環境になります。逆にマイナスイオンが少ないと細胞の新陳代謝が弱まり、 細胞は老化していきます。
マイナスイオンは肺機能を高め、炭酸ガス(CO2)の排出を促進し、酸素交換率を高めます。 逆に肺にプラスイオンが吸収されると肺の酸素の交換がスムーズに行かず、 風邪や肺炎にかかりやすくなります。
マイナスイオンには病気に対する免疫力を高める効果があります。人体に有害な病原菌やガン細胞などが発見されると免疫系の白血球がそれらに
攻撃をしかけます。白血球には様々な種類の細胞があり、マイナスイオンがそれらの白血球に働きかけて活動を促す働きがあります。
そのため、日常生活でも積極的にマイナスイオンを取り入れるようにしていると病気に対する免疫力が自然と強化されて、
健康体になります。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、人の意思とは関係なく、内臓や血流などのあらゆる内臓組織を支配して、
その働きを調節する神経です。
自律神経がうまく働かないと血液中の乳酸値の増加します。その結果、血液の酸性化と血行不良を引き起こして健康に悪影響をもたらします。
マイナスイオンを多く取り入れて、定期的に運動を行うようにすることで、乳酸値が下がり、血流も改善され、
各神経細胞にも栄養が行き渡るようになるため、自律神経も正常な状態に戻ります。