花粉症は春先だけでなく、秋に起こることもあります。
イネ科が有名ですが、それ以外にも様々な花粉で起こります。
自己免疫疾患の一つで過剰に反応してしまうため、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが発症することが多いようです。
また、花粉症とよく似た症状にハウスダストやペットの毛によるアレルギーもあります。
どちらも同じメカニズムで発症するためどちらかを持っていると発症しやすくなります。
予防方法として医薬品があります。アレルギー性鼻炎専用の薬が有名ですが、薬の副作用として眠気やのどの渇きなどが起こることが多いです。
もちろん一部の市販薬や処方箋薬では、そのような副作用が少ない商品もあります。
花粉症の予防目的で薬を用いる場合、発症してからでは遅く、
一般的に発症2週間前位から薬を用いると効果があると言われています。薬としては錠剤タイプ以外に点鼻薬もあります。
点鼻薬は長期使用すると逆効果になることもあるため注意が必要です。
また点鼻薬は鼻水や鼻詰まりを抑える目的で用いるため予防薬として用いることはあまり効果的ではありません。
目がかゆい方には専用の目薬もあります。抗アレルギー成分が含まれた目薬で価格も安価な商品から高価な商品まであります。
毎年、目に被害を受ける方は少し前からアレルギー専用目薬を用いることで少し対策できます。
花粉症の方がまず気を付けることは家の中に花粉を持ち込まないことです。
春だけでなく、秋もかなりの花粉が飛んでいます。
まずは、玄関に入る前に服を叩き大部分の花粉を落とすことが予防につながります。
重度で敏感に反応する方はコロコロなどの粘着テープでしっかりとるとより効果的です。
花粉は細かい棘のような構造をしているので、
室温を適度に保つことにより花粉の周りに水分が吸着し床に落とすことができます。夏や秋は空気が湿っていることが多いですが、
朝晩の寒暖差が大きいため気温が下がる朝方に花粉が舞い上がることもあります。
花粉症対策として空気清浄機も有効だとされています。
空気清浄機が高価で購入したくないという方は、適度に掃除をすることが大切です。舞い上がった花粉も時間が立てば重たいため床に沈みます。
この状態でゆっくりと拭き掃除をすると花粉が舞い上がることなく、からめとることができます。
掃除機を使うと排気部分からかなりの勢いで空気は出るため花粉が舞い上がり、
掃除機をかけてもあまり原因物質を取り除くことはできません。
雑巾で床掃除をする時は必ず湿らせたものを用いてください。乾拭きだと花粉をからめとる効果が減弱します。
雑巾を用いない場合、特殊な繊維構造により効率よくごみをからめとる商品もあるためそれらを
うまく用いると原因物質を除去し花粉症対策に繋がります。
花粉は下に落ちやすいため、ベットより布団を用いた場合症状がひどくなることもあります。
ベットはある程度高さがあるが布団は床にひくことが多く落ちてきた花粉を吸いこむ可能性があります。
布団を用いている方はすのこでかさ上げを行ったり、定期的に布団を日に当て乾かすことが効果的だと言われています。
また食べ物に気を付けることである程度症状が改善できる可能性もあります。特に健康食品を用いて予防を行っている方であれば、
早期から続けることは必要です。今の時期からある程度花粉症に効果があるとされている健康食品を使い続けることにより、
春の症状が軽減する可能性もあります。免疫力を上げ過ぎると過剰反応を起こし、症状が悪化します。
しかし食事や健康食品により免疫力を抑えると風邪などの疾患にかかりやすくなるため、
免疫力のバランスを整えることが予防対策に最適な方法の1つです。
そのためにはストレスを減らす努力をすることやリラックスを適度に行う、
また運動により血行を良くしておくことや睡眠をしっかりとるなどの生活習慣の見直しでかなり症状が改善します。
マスクも花粉の侵入を防ぐためには効果があります。
しかし正しいマスクの付け方をしないと効果がありません。
顔にフィットして隙間がないと効果がありません。よって安価な商品は正面からの花粉の侵入を防ぐことはできてもサイズが合わず、
口元に隙間ができることが多くあまりお勧めできません。立体タイプの方が密着度が高く、呼吸もしやすいです。
また花粉は髪の毛についていることもよくあります。髪の毛用の静電気防止用のスプレーを用いたり、
最近ではミストスプレーを顔に振りかけると見えないマスクとして働く商品もあります。
他にも鼻の入り口に薬剤を付けて花粉の侵入を防ぐ商品や鼻うがいなど様々な方法で対策商品が販売されています。
1つだけでは効果が少なくともいくつかの商品を組み合わせて用いることで花粉の侵入をかなり防ぐことができます。
薬を用いる場合念のため薬剤師に相談する方がいいですが、
マスクやミストスプレーのような体内に薬剤が入るリスクが少ない商品については安心して併用することができます。"