男性更年期の原因
男性更年期は、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが加齢とともに減少するのが原因です。
一般的の更年期と言えば、女性の
ものと思われていますが、男性更年期の潜在患者数は600万人と推定されています。
テストステロンは骨や筋肉を大きくする、性欲を高めるなど男らしさをつかさどるホルモンです。その他に決断力、判断力を高めたり
記憶力を向上させる働きがあります。このテストステロンの分泌の減少が「無気力」、「集中力低下」、「憂鬱」、「精力減退」など
様々な症状を引き起こします。
男性更年期を予防する成分
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アリイン類
玉ねぎにふくまれるアリイン類は普段の食事では効率よく摂取するのが難しい成分です。
タマネギを刻んだり、長時間加熱するとアリイン類が分解され有効性が失われてしまいます。
アリイン類を効率的に摂取するには生の玉ねぎを食べるのが一番ですが、それは現実的ではありません。
それを防ぐために先ず、電子レンジで2分程度チンします。
チンするだけでアイリンの成分変化は回避でき、その後切っても変化しないので効果的に使用できるようになります。
ミキサーでペースト状にした玉ねぎをいろんな料理に入れて食べる方法が有効ですが
手軽にアリイン類が摂取できるサプリメントがおすすめです。
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亜鉛
亜鉛を多く含む食材は牡蠣や牛肉、豚肉、鶏肉、のり、ワカメ、しじみ、納豆、ブロッコリー、レバーなどで
特に牡蠣には亜鉛が多く含まれていますが、日常的に食べる食材で亜鉛の含有量が多いのはのりです。
亜鉛はビタミンCと同時に食べると吸収率がアップするので、牡蠣にレモンをかけて食べると吸収率が上がります。
また、エンドウ豆やそら豆も亜鉛を多く含む健康食材ですが、
豆類に含まれるフィチン酸がカルシウムと一緒に摂ると亜鉛の吸収を妨げてしまいますので注意が必要です。
亜鉛は細胞分裂や新陳代謝、タンパク質の合成、抗酸化、アルコール分解、免疫活性化、血糖値を下げるなどの効果
と育毛などの働きがあります。
亜鉛が不足すると免疫機能が低下します。
- セレン
セレンは魚介類、肉類、卵に多く含まれているため、日本では不足が問題となることはまずありませんが、
摂りすぎると、爪の変形、脱毛、胃腸障害、肌荒れなどの症状が表れます。
セレンは、酵素やタンパク質の一部を構成し、抗酸化反応において重要な役割を担うミネラルで、
がんの予防や老化防止、生活習慣病の予防にも有効だと言われています。